KATTEKITA - 買ってきた

買ってきたモノを、なぜ選んだのか、使ってみてどうだったのか、感想を交えて紹介してます。知人宅を訪れて「へえー、こんなの買ったんだ。使えるの?」的に読んで頂けたら嬉しいです。

インターネットFAX「秒速FAX」を使ってみた。PC/MACから印刷不要でFAX送信が10円/枚、初期費用・基本料なし。

今時FAX?と言われそうですが、どうしてもFAX送信が必要で、

でもわざわざ印刷してコンビニ行って、などやってられないので、

なんとか自宅で簡単に送信できないか探してみました。

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今時FAX?

 

いまどきファクスを現役で使っているのは日本くらい。

アメリカではスミソニアン博物館の産業遺産コレクションに加えられ、

2015年に作られたバック・トゥ・ザ・フューチャーの懐かし映像では「終わっている技術」としてネタに使われています。


【日本語字幕】バック・トゥ・ザ・フューチャー “Diner” Back to the Future Presented by Toyota Mirai

しかし、こちらからお願いや申請をする立場で、相手から「FAXで送ってください」と言われてしまうと、「だったらいいです」とも言いがたく、もうなんとかして送るしかありません。

取りうる手段をいくつか考えてみました。

  • FAX機を買う →コスパが悪すぎる
  • 会社のFAX機を使う →私的利用はNG
  • 印刷してコンビニの複合機からFAXする →印刷が無駄、移動も面倒
  • インターネットFAXを利用する →これしかない!!

ということで、これを機にインターネットFAXにトライすることにしました。

 

インターネットFAXとは?

その昔、PCをモデム(電話回線)を介してネットに繋げていた時代は、PCにファクス送信ソフトウェアが入っていて印刷感覚で簡単にファクス送信できました。(かかる費用は電話代だけ)

いまでは光回線や携帯電話の無線回線に取って代わられ、もうこの機能は利用できなくなりしたね。

インターネットFAXとはパソコンやスマートフォンを使ってFAXを送信・受信できるサービスを指して言います。

Webブラウザを使ってサービスに送信文書をアップロードしたり、メールに添付して専用アドレスに送るなどすると、サービスが指定された宛先に文書をFAX送信するというものです。

最近ではスマホアプリで送受信できるなど、より利便性が高くなっていますね。

ただ、そうまでしてFAXする機会がいつまで続くかわかりませんから、サービス提供者はFAXだけでなく付加価値の高いサービスを提供しているようです。

 

どこのインターネットFAXにするか?

個人で利用するので、送信する機会はそれほど多くありません、不定期で年に数回といったレベルです。

なので、検討する際の優先度はこんな感じです。

  1. 基本料(月額):優先度(高)
    不定期なのでできればゼロ、可能な限り安い方がいい。
  2. 初期費用:優先度(中)
    安い方がいい。
  3. 送信料:優先度(低)
    コンビニでの送信料(50円/枚)以下であればOK。
  4. 信頼性:優先度(低)
    海外製のアプリやサービスなど、品質やサポート体制が不明瞭なものは避けたいですね。支払ったのに送れない、送ったつもりが届いていない、なんて泣き寝入りすることが無いように日本のサービスが望ましいです。
  5. 受信機能&受信料:優先度(最低)
    個人でFAX受信する機会はほぼないですね。

 

この優先度を軸に複数のインターネットFAXサービスを比較してみました。

  初期費用 月額基本料 送信料(枚) 信頼性  
eFax ¥1,000  ¥1,500  ¥10  毎月150ページ まで無料
faximoSilver ¥2,000  ¥940  ¥12   
jFax ¥1,000  ¥990  ¥10  毎月50ページ まで無料
FAX050 ¥0  ¥0  ¥25  フリープラン
FAX050 ¥0  ¥500  ¥20  スタンダードプラン
モバイルFAX ¥0  ¥0  ¥20   
秒速fax送信 ¥0  ¥0  ¥10   
MOVFAX ¥1,000  ¥980  ¥8  スタンダードプラン
1送信2枚まで8円

 

概ねビジネス向けのサービスがほとんどで、個人事業主向けのプランが個人利用には適していると感じました。

この比較結果から「秒速fax送信」を使ってみることに決めました。

 

秒速fax送信

「秒速fax送信」は株式会社Karigoが提供するサービスの一つです。

Karigoは起業や独立する人向けにバーチャルオフィスのサービスを提供しており、オフィスに必要な通信手段としてインターネットFAXのサービスも提供しています。

どうりで「秒速fax送信」は個人としても利用しやすいわけですね。

「秒速fax送信」はこちらのHPで「アカウントの開設はこちら」のリンクからToonesというサービスのアカウントを作ることで利用できます。

 

fax.toones.jp

アカウントはすぐに作成できます。

そのあとはポイントを購入して、FAX送信の量に応じてポイントを消費するプリペイドタイプの課金になっています。

ポイントは最低200円(20枚分)からクレジットカードで購入できます。

 

使ってみた

実際に使ってみました。

PCではなくiMacからの利用ですが、Webブラウザで利用するサービスなので差は無いですね。

送信はファイルをアップロードして行います。(メールでの送信も可能なようです)

ちょっと分かりにくいですが、秒速FAX送信のページで「ブラウザFAX」を選択すると、送信画面が表示されます。

ファイル形式は「文字データ埋め込み済みのPDFファイル」が推奨されています。

WordやExcelから直接保存したPDFであれば間違い無いですね。

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即時送信でアップロードするとすぐにFAX送信が開始されます。

送信先は電話帳やグループ管理できるので、送信ミスを防ぐためにも、あらかじめ電話帳に登録しておくことをお勧めします。

送信した結果は「送信履歴」画面で確認ができます。

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2枚の文書を送信したのですが、一回目の送信は結果的に送信エラーでした。

サイド送信処理をして、二回目は成功です。

当然ですが、エラーになった一回目の送信は課金されません。(ポイントの減算はなし)

ポイントの消費履歴を確認することもできるので安心して利用できますね。

ということで、初めてのインターネットFAX、問題なく利用できました

 

 

おしまい。