京都に行ってアメックスとJCBのラウンジをハシゴしてきた。日米カードラウンジ対決、その軍配は?
12月に入り京都に行く機会があったのでアメックとJCBのカードラウンジをはしごしてきました。旅先でわざわざラウンジに?と思っている方でも、それぞれの特色に応じた活用ポイントをご紹介します。
アメリカンエキスプレス
まずは先攻、海外勢のアメックスから。
高台寺塔頭 圓徳院 「京都特別観光ラウンジ」
アメリカンエキスプレスはカード所有者向けに圓徳院にて「京都特別観光ラウンジ」をご提供しています。公式HPはこちら。
ペット同伴、飲食物の持ち込み、睡眠(寝転がることも)、長時間利用などはできません。
またカードの種類によっては利用でいないこともあるので事前に公式HPで確認しておくと間違いないですね。場所はこちらです。
観光客が行き来する「ねねの道」から一歩入った場所にあります。
ちょっとわかりにくいですが、上のストリートビューに写っている白い壁に丸い穴の入り口を入った奥にあります。下の写真のように看板もありますが、奥までズカズカと入っていかないと辿り着かないので途中で迷ってしまうかも。
入り口がまた敷居が高く、「えっ?ここなの?」と思うような庭園の縁側?から入ります。ある意味奥座敷、知る人ぞ知る隠れ家的魅力がありますね。
ラウンジ利用の特典
ラウンジの利用は同伴者3名までOKです。友人と京都を訪れた時でも、ちょっと疲れたから一休み、という使い方も出来ますね。
ドリンク
圓徳院書院・知客寮にてお茶を頂けます。日によって(宇治茶、梅湯、昆布茶、香煎茶など)変わるようです。私が訪れた時は昆布茶とお茶菓子をいただきました。
部屋はカードラウンジというよりも、お寺で法事の始まりを待っているかのよう。自然と声がヒソヒソ声になります。
圓徳院の拝観無料
美味しいお茶を頂い後は、そのまま中廊下を通って圓徳院を拝観します。人知れず中廊下から入れるところがラングドン教授っぽくてちょっと楽しいです。
ちょうど遅めの紅葉が盛りで、枯山水に赤いもみじが映えていました。
襖絵もすばらしいです。
ほんとにタイミングよく紅葉していて、しかも時間的に空いていて(職員の方もこの時期に珍しいと)ここだけでも十分に京都を堪能できました。
高台寺・掌美術館の拝観割引
すぐ近くの高台寺・掌美術館の拝観料が割引になる他、高台寺の駐車場も1時間無料になるようです。この時は高台寺を拝観しました。窓口でアメックス会員であることを告げると割引してくれます。(窓口には特に掲示はありませんでした)
JCB
続いて後攻、日本のJCBカード。
「JCB Lounge 京都」
JCBのカードラウンジ「JCB Lounge 京都」は京都駅ビル内(京都劇場の入り口横)にあります。場所はこちら。
グーグルマップに出てくるラウンジの位置はちょっとずれているようです。実際は地上から京都劇場入り口(2F)に上がる階段を上がったすぐ右側(角にあるJCB Plazaの裏)にあります。
すぐ隣にJCB Plazaもあり紛らわしいですが、こちらは海外のカードホルダー(インバウンド)向けサービスです。
ラウンジの入り口はこんな感じで、空港のラウンジ入り口っぽいですね。
入れるカードも限られていてゴールド以下はNG、プレミア以上(クラス、プラチナ、ゴールド ザ・プレミア)のカードを持っていないと利用できません。同伴者は1名までOKです。
ゴールドでもNGというのは厳しい気もしますが、場所柄観光以外でも利便性が高いので、プレミア以上に制限していても利用客はかなり多いです。
ラウンジに飲食物の持ち込み、喫煙(以前あった喫煙ルームは無くなった)はできません。また、スマホに入れた(Apple Payなど)カード券面での入場はNGです。(わざわざHPに書いてあるので実際にそういう利用客が多いのでしょうね)
ラウンジ利用の特典
訪れた時は他にも利用客が多かったので配慮して写真は撮りませんでした。
中はそれほど広くはありません(約20席くらい)が、品のいい内装と家具でゆったり過ごすことができます。利用客もマナーが良く(少人数利用が多いこともあり)静かで落ち着いています。
ドリンク
飲み物はセルフサービスのマシンで飲み放題です。訪れた時はコーヒー類だけでなく、スープのボタンもありました。日本茶や紅茶のティーバッグも用意してあります。
新聞 ・雑誌の閲覧
あまり多くはありませんが、新聞だけでなく観光案内やビジネスなどの雑誌もあり、待ち時間を潰す程度には足りるかも。
コンセント
数は多くはありませんが、カウンター席にはコンセントがあり、急なバッテーリー不足には重宝します。(充電器の貸し出しはたぶんありません)
荷物預かり
表立ってHP(HP自体が該当カード所有者しか見れません)などでは案内していませんが、ラウンジの営業時間内(夕方6時まで)であれば荷物を預かってくれます。
などのシーンで重宝しますね。実際に何度もお世話になっています。
さて、その軍配は?
両ラウンジをはしごした感想としては、どちらも特色を出してそれぞれ素晴らしい。互いに顧客のニーズをうまく掴んで、きちんと差別化できています。 なので利用者の目的でそれぞれに軍配が上がります。
- 初めて京都に来た、もしくはそんな友人をもてなしたい
アメリカンエキスプレス:⭐️⭐️⭐️
JCB:⭐️
アメックスは「体験」を重視していて、京都のラウンジはそのまま「京都」を体験する取っ掛かりとしては大いに役立っていますね。
- 京都は何度も訪れている、短時間でも効率よく観光や買い物をしたい
JCB:⭐️⭐️⭐️
アメックス:⭐️
駅のすぐ近くという好立地を確保して質の高いサービスを提供するあたりがさすがJCB。時間を有効活用したい、便利大好きな日本人のツボを突いています。
これってまさにそれぞれのカード所有者の傾向そのものですよね。目的を持ってカードを選び活用していれば、それぞれが趣向を凝らしたサービスを提供してくれます。カード年会費を払っている分、楽しんで活用したいですね。
ご参考までに、旅好きの方にはオススメのアメックスカードを作った記事です。
よろしければご覧ください。
おしまい。