スキー道具一式を収納できるオールインワンバッグ「VAXPOT(バックスポット) オールインワン 3WAY VA-3291」を買ってきた。
今シーズンに向けて新しいスキー板を買ったので、その板を持ち運ぶためのオールインワンバッグを買ってきました。
オールインワンバッグとは
一昔前、スキーといえばスキー板を入れた長いケースを肩に背負い、ブーツとウェアを入れたキャスターバッグを犬の散歩のごとく引っ張る姿が当たり前でした。
時代とともにスノーグッズだけでなく収納も進化しているようで、最近は人が一人立ったまま入るような長いバッグをちらほら見かけるようになりました。
それがオールインワンバッグです。このバッグの魅力は収納力と可搬性ですね。
いま現在、スキー用として入手できるのは数点ですが、だいたい似たような収納方法(下図)になると思います。
出展:Amazon.com
実際に買ってきた
今回、いくつか候補を検討した結果、買ってきたのがこちらVAXPOT(バックスポット) の3WAYバッグです。
このバッグを選んだポイントは、
- サイズが2サイズあり、新調したスキー板の長さにMサイズがピッタリ
可能な限り小さい方が持ち運ぶときも収納するときも便利です。(スキー板もあえて短めの板を買いました。)
さらに(宅配業者や航空会社によっては)荷物を預ける料金が安くなる可能性もあります。 - 3WAYということでリュックのように背負うことも出来る
実際に背負うと頭二つ分くらい背が高くなるので注意が必要かも。 - お値段がお財布に優しい!
他の選択肢(後述)の約半額。ノースフェイスと比べると1/5!?
実際に届いたときは3つ折りの状態でした。広げてみるとこんな感じです。
こちら(上)が裏。リュックのベルトや宅配便の送り状ポケットがあります。
こちら(上)が表。デザインがシンプルでメーカーロゴの主張も小さく、個人的には好きです。
使い方(収納方法)
バッグが届いたので試しに収納してみましたが、間違ってスキー板を逆さに入れてしまいました。しばらく気がつかず「こんなにグラグラしたら不安」と勘違いしてしまいました。
付属するブレーキ用ストッパーの説明リーフレットは付いていたのですが、肝心のバッグに道具を収納する方法の説明がなく、せめて板とブーツの収納方法(もしくは例)については情報が欲しいですね。
板が逆さだと気がついたのはこちら(下)のアマゾンの商品説明画像でした。
出展:Amazon.com
ポケットに板のテールを差し込んで収納したところ、しっかりとホールドされて「これなら背負って走っても大丈夫」と安心しました。
検討したその他の選択肢
THE NORTH FACE:スノーローラー
オールインワンケース検討のきっかけとなったのがこの商品。
店頭で見かけて「カッコいいな」と一目で欲しくなりました。
[ザ・ノース・フェイス] スノーローラー BCスノーローラー NM81850 ブラック One Size
- 出版社/メーカー: THE NORTH FACE
- メディア: ウェア&シューズ
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ローラーもついていて持ち運びも楽そうです。
ただし、ローラーが付いている分、ケースが大きくなりケース自体の収納に問題もでてきます。
とくに荷物置き場が貧弱な日本の鉄道では重要問題。バスなら収納庫があるので問題なさそうですが、路線バスやスキー場のシャトルバスに乗るときは要注意です。
さらに何と言ってもお値段がネック。カッコいいものは高い、当然ですね。
OGASAKA:オールインワンスキーバッグ
泣く子も黙るオガサカ、信頼の日本ブランド。
老舗の商品であり、持っているだけで玄人感がかもし出せます。「きっとスキー上手なんだろうな」という視線を欲しいままに出来ますね。
OGASAKA(オガサカ) スキーケース ALL IN ONE スキー用品1式収納可能 キャスター付 オールインワン スキーバッグ OGASAKA
- 出版社/メーカー: OGASAKA(オガサカ)
- メディア: その他
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ポイントは、
- キャスター付き
- 宅配便の送り状ポケット有り
検討候補に入りましたが、サイズがワンサイズしかなく、入れるものに比べてバッグが大き過ぎる点が気になりました。
スウィックス:オールインワンバック
オガサカのバッグとほぼ同じ価格帯で、ポイント(キャスター、送り状ポケット)も同じです。
価格が若干安いので、真っ赤な色に抵抗がなければ、選ぶとするとこちらでしょうか。
以上が今回検討したオールインワンバッグ3点です。
ちなみに、スキー板を買った話はこちらです。
実際使ってみた
2019-2020シーズン、実際に使ってみました。
徒歩での移動
メリット
- リュックのように背負えば手が自由になる
ポケットから財布やスマホをすぐに取り出せるので楽です。 - 一つにまとまる。定位置にしまえる。結果手にに忘れ物の心配が減ります。
デメリット
- 足に当たる/天井につかえる
背中に背負うと、歩くとき太ももの裏に当たります。前かがみに歩いたり、ゆっくり歩いたりと気を使います。またかなりの高さになるので、エレベーターや乗り物の入り口でつかえます。膝を曲げてかがむなど気をつける必要があります。
ただし、このデメリットはオールインワンでなくても、スキー板を持ち歩く際には同じですね。 - 重い
全てを一つの荷物に詰め込んでいるので、当然重量が増します。肩にずっしりと来ます。筋力に自信のない方は、キャスター付きのオールインワンバッグの方が良いかもしれません。
バスでの移動
スキーバスの場合は客席下の荷物入れにバッグごと入れてしまえば、ほぼ手ぶらで座席で寛ぐことができます。
ただ、出発場所のバス停は駅からちょっと歩く場合が多く(バスタ新宿は例外)、そこまで歩くのが難点です。
バス停までどれほど歩くかは事前に確認した方がよいですね。
もし発車場まで距離がなければ、バスでの移動はとても楽です。オススメです。
鉄道での移動
鉄道での移動では「どこにバッグを置くか」が問題になります。
日本の鉄道は荷物置き場がほとんどありません。(海外では巨大なスーツケースや、自転車など平気で持ち込むことが前提になってますよね)
新幹線の場合は、車両のデッキ部分に小さいけれど荷物置き場があります。真ん中に棚がありますが、可動式なので上げてしまえば縦に長い荷物も入れることができます。
ただし、週末の行き帰りで混雑する便は要注意です。可能なら始発駅に並んで早めに乗車するなど対応が必要です。
新幹線の駅まで普通列車で移動する際は、座席に座るのは諦めましょう。
ドア脇にバッグを立てかけて、倒れないように抑える必要があります。
なになかと気苦労が多い鉄道ですが、乗っている時間はバスに比べて短いので、その分は楽かもしれません。
飛行機での移動
飛行機での移動では、荷物を預けるか否かの選択肢がまずあります。
LCCの場合は追加料金が必要です。宅配便よりも高いなら宅配便で送った方が良いでしょう。
宅配便と同等、もしくは安い場合でも、空港までバスや鉄道で運ぶ労力も加味して考えましょう。
もし、飛行機の預け荷物として移動する場合は、オールインワンバッグにスキー以外の持ち物も入れてしまうことをお勧めします。
早めに空港について荷物を預けてしまえば、あとは身軽に移動することができます。
ちなみに、北海道ー東京の路線はLCC含め多くの航空会社が飛んでいますが、単純に航空運賃だけで比較せず、スキーを別便(宅急便)で送る費用も加味して比較しましょう。
LCCの方が安く見えても、預入荷物の料金も含めて比較したら高かった、ということもあります。
ちなみにエアドゥ(Airdo)はLCC並みの低料金なのに預入荷物は20kgまで追加料金なしでスキー道具も預けられます。(3片合計の長さ制限あり) しかも重さが基準なので、荷物を二つ預けてもOK。利用しない手はないですね。
宅配便
宅急便は往復で頼むと料金が割引になり、送り状も(帰り分が)用意不要です。
ただし、宅急便で気をつけることは、
- 手渡し、受け取りが必要。
行く前に集荷を依頼して引き渡し、帰った後に自宅で受け取り、が必要です。宅配ボックスは使えないので、その時に家にいないといけないのが手間ですね。 - 早めに送る
宅配便業者それぞれが配送に必要な最低日数を決めていますので、事前に確認して利用日には必ず届くよう数日前に発送する必要があります。
最近は受け取って預かっていてくれるスキー場が多く、直にスキー場に送ると効率がいいですね。
その他
スキーを楽しんだあと、道具をバッグにしまうときが要注意です。
道具についた雪をよく落として水分を取っておかないと、当然ですが溶けた雪や氷でバッグの中が濡れます。
かといって、すぐに帰るときは乾かす時間もありませんから、すぐに仕舞わないといけません。
そんなときのために、不要になったタオルを2〜3枚、バッグの中に入れておくと便利です。
ブーツをすっぽり包んだり、スキー板のテイル部分(バッグの中でポケットに突っ込みます)や(雪がこびりつく)ビンディングを覆うなどすると、あとで乾かす手間が省けます。
特に、スキー板のテイル部分(の角)はバッグの底(地面に置く側)を傷つけるので、ここをタオルで覆っておくとバッグの生地を保護することにもなります。
おしまい。